ここ数年、大自然に囲まれた田舎に移住するのではなく、地方都市への移住を選択する人が増えている。
その中には、仕事で介護職を選ぶ人もいる。
介護職は人手不足で転職しやすいという特徴があるので、他の職種と比べると移住を決めやすい傾向にある。
東京や大阪などの大都市から地方都市へ移住するメリットは、交通の便が良いことである。
地方の生活は車がないと不便だと言われるが、地方都市はバスや電車、地下鉄や路面電車など交通が発達しているため、車がなくても生活できる。
大都会ほど人で溢れていないこともメリットである。
人口の多い地方都市は面積も広いので、東京や大阪のような人混みはあまり見られない。
通勤ラッシュがないだけでも、ストレスがかなり軽減される。
住居費が安いことは、最大のメリットかもしれない。
都心だと2LDKや3LDKのマンションは20万以上出さないと住めないものだが、地方都市ならその半分以下の家賃で住める。
駐車場代も安いので、車を維持するのも難しくない。
また、安くて美味しいものがたくさんあることもうれしいメリットである。
自然が豊かなので、野菜や果物が新鮮でリーズナブルだ。
デメリットは、公共交通機関の運賃が高めな地方もあることでだ。
一概には言えないが、東京と比べると電車賃やバス代が若干高い印象を受ける。
地方によっては言語の壁があることもデメリットに挙げられる。
しかし、地方都市であれば聞き取れないほど方言が強いことはまずないだろう。
ただし、年配の方は方言がきついことがあるので、介護職にとっては挑戦となるだろう。